人には、どうしてもひきこもらざるを得ないときというものがあります……。
そう、それは……。インフルエンザにかかったとき……。(大げさ)
いくらゴロゴロするのが好きなひとだとしても、こんなツラい理由でひきこもるのはいやですよね。少なくとも、私はいやです。
インフルエンザは感染性が強いので、いくら自分で予防をしていたとしても、かかってしまうときはかかってしまいます。手洗いうがいをしっかりしていても、予防接種をきちんと受けていてもです。また、一度インフルエンザにかかったからといって、2回目がないとは限りません。
インフルエンザは、かかってからすぐに治療ができるかどうかで、そのツラさは大きく変わります。なので、インフルエンザにかかったということに”すぐ”気付くこと。そして”すぐ”病院に行くことが大切です。
そこで、毎年のごとくインフルエンザにかかる私が(少し八つ当たり気味に)、インフルエンザの初期症状についてご説明します。
※この記事は2015年に執筆しました。新型コロナが発見されるより以前の情報です。
※筆者はお医者さんではありません。1個人の経験談として参考にする程度にしてください。
厚生労働省のサイトでインフルエンザに関するQ&Aが公開されています。正式な情報はこちらなどを参考にしましょう。
もしかして、インフルエンザ? ~一般的なインフルエンザの初期症状~
- 38度~40度の高熱
- 関節の痛み、身体が重い
- 酷い頭痛
- ボーッとするけどどこか冷静
- くしゃみがやたら出る
- サラサラした鼻水
- ゴホゴホとした咳
- 激しい喉の痛み(唾を飲むのもツラいレベル)
インフルエンザの初期症状は大体こんな感じです。一般的に挙げられているのもこんな症状だと思います。
ただし、この条件がすべて揃わないとインフルエンザではないという訳ではないので要注意です。そのインフルエンザの型によっても症状は違いますし、症状の重さや発症からの経過時間などによって結構差があります。
熱が出ない……。でもインフルエンザっぽい症状のとき
先程も述べたとおり、「38度~40度の高熱」という症状は、インフルエンザの症状として最もよく挙げられる症状です。インフルエンザが流行ってる時期にこのぐらいの高熱が出れば大体インフルエンザっていうのはありますが、高熱が出ていなくても、インフルエンザだっていうときはあります。大きく、2つのパターンに分けられます。
- 予防接種を受けた場合
- 風邪薬を飲んだ場合
後述しますが、予防接種を受けていた場合でも、インフルエンザにかかることがあります。そのような場合、熱が出ないことがあります。
また、インフルエンザだと気付かず、「風邪かな? 」なんて思って、風邪薬や頭痛薬を飲んでしまうと、一時的に熱が下がることがあります。
~プチ情報~
インフルエンザに何回もかかると、朝起きた瞬間に「あ、インフルエンザだ……」と感覚で分かるようになります。この感覚はわかる人にしかわからないと思いますが、経験値がある程度たまっているひとであれば、”インフルエンザの感覚” がしたら、もうインフルエンザだと疑ってもいいかもしれません。もちろん、疑うだけですよ。実際の判断はプロであるお医者様にお任せしてください。
検査が陰性でも「インフルエンザじゃなかった!」とは限らない
「インフルエンザかも? と思って病院にいったけど、検査は陰性だったよ~! ホッ。」
……まだ、ホッとはいえないんですよね。
実は、インフルエンザの検査を受けて一度”陰性”という結果がでたのに、数日後に再度検査を受けたら “陽性”という結果が出てしまうなんてことがあります。
※自分もなりました
基本的に、インフルエンザは症状が出てから時間が経っていないと、正しく検査できないそうなんです。よく耳にするのは、”熱が出てから12時間以上”ですかね。
ただ、熱が出てから時間が経たないと病院に行ってはいけないという訳ではないです!!
もしかしたらお医者様によって異なるかもしれませんが、熱が出て時間が経っていない場合は、検査薬を使わない診察でインフルエンザかどうかを見てくれるもあります。そのため、検査薬による結果が陰性でも、インフルエンザだと診断されることもあります。
診察の際にたいてい、お医者様から「熱が出てからどれくらい時間が経った?」と聞かれるので、まだそれほど時間が経っていないという場合はその旨を伝えましょう。
予防接種をしてもインフルエンザにかかることはある
「予防接種をしたから大丈夫~!」なんて余裕ぶっていませんか?
予防接種をしても、インフルエンザにかかることは あ る ん で す 。
※自分もかかりました
どうやら予防接種をすると、かかりにくくなるっていうのはあるらしいのですが、どっちかっていうと「かかっても症状が軽く済む」っていう効果を期待するものって感じみたいです。
熱が出ない(あるいは微熱程度しか出ない)など、一般的なインフルエンザの症状とは異なることがあります。
あまりにも症状が軽くって、インフルエンザにかかってるのに気付かなかった! なんてこともあるとか。
インフルエンザに2回かかるなんて?!
まず、ほとんどのひとは知っていると思いますが、「インフルエンザは一度かかったら免疫がつくから、もうかからない」って話には有効期限があります。一度かかってから1年ぐらいしたら、「前にかかったから」うんぬんはもう関係ありません。だからみんな、予防接種も毎年するわけですよね。
※自分も毎年のようにかかります。
そして、意外と知られていないのが「年内にインフルエンザに2回かかることがある」ということです。\えー!/
※自分も1年に2回かかりました
インフルエンザには「型」というものがあり、大きくは「A型」と「B型」のふたつに分けられます(さらに、「新型」と言われるパターンもありますが)。
たまにごっちゃにしちゃうひとがいるけど、これ血液型の話じゃないです。インフルエンザの、型です。
たとえばA型のインフルエンザにかかったひとは、A型インフルエンザの免疫はつくかもしれませんが、B型インフルエンザの免疫は普通にもっていないのです。なので、「A型」にかかったけど、また1カ月後に「B型」にかかってしまった!なんてこともありうるわけです。
インフルエンザになるのは冬だけじゃない! 春、夏、秋でもかかる
インフルエンザといえば、「冬にかかるもの」と思っていませんか? 以前までは私もそう思ってました。
そう……。
残念ながら、インフルエンザは春や秋にもかかります。。。
※私もついにかかりました。
インフルエンザは確かに、12月,1月,2月あたりにかかることが多いものです。冬は乾燥する季節なので、誰かがかかるとさらに感染しやすいというのも理由のひとつ。だから、冬はインフルエンザ対策を強化したほうが良いのは本当です。
しかし、秋(9月、10月、11月ごろ)でもインフルエンザなる恐れは十分にあります。
私も、10月中旬に高熱を出し、というかインフルエンザのような症状で朝起きたら全身が熱く、そして猛烈に痛み、まさか……と病院に行き検査をしたところ、陽性でした。3月、4月ごろになる人もたまに見ますが、私の知人には遅くて5月にかかったという人もいました。なお、周りで見たことはないですが、インフルエンザは夏にもかかるそうです。汗
ちなみに、お医者さんも「まさかこんな時期にインフルエンザなんて」と思ったらしく、診察の際には「風邪かな。お薬出すね」と帰されそうになりましたが、自ら「インフルエンザの可能性は???」と申し立てをして検査をしてもらいました。
シーズン外でもインフルエンザの初期症状が疑わしい場合には、お医者さんの診断をそのまま受け入れるのではなく、自ら検査をしてもらうように聞くことも必要です。
なお、陽性の結果が出たときのお医者さんの反応「ビンゴ〜〜〜!(にっこり)」。ふつうに風邪薬出そうとしてたくせに!
インフルエンザの初期症状まとめ
冬~春の強敵、インフルエンザ。
「ちょっと怪しいな……。」と思ったら、その日はひとと会う約束はキャンセルをして、周りのひとにうつしてしまわないようマスクをして、病院へGOしてください。
そして、病院に行って「インフルエンザじゃなかった!」という人も、「一度かかったから大丈夫!」って思っている人も、これからかかる可能性は大いにあります。日頃からしっかり免疫をつけておくようにしましょう〜。