TRAVEL

北海道を大体一周旅行したよ! え?おすすめはどこかって?

北海道のおすすめスポット

北海道が大好きで年に2~3回ペースで旅行にいく私は、「今度北海道に行くんだけど、おすすめの場所とかあったら教えて!」という相談をよく受ける。といっても北海道はとても大きいので、まずは「だいたい、どの辺にいく予定なの?」と返すことになる。すると「札幌らへんかな!」と来るのだが、それであればもういける場所は限られてくる。

「北海道」と表紙に大きく書かれている観光雑誌は無責任だ。「ラベンダー畑も見たいし、知床にも行ってみたい。函館もいいよね~。ぜんぶまわれるかな?」と言う人がいたら、止めてあげて欲しい。

北海道の大きさがわかるいつものやつ↓

北海道の大きさがわかる新聞広告
画像引用:https://www.advertimes.com/20161110/article238398/

この新聞広告大好き。

北海道へ行くならある程度エリアを絞ったほうが、確実に、安全に、楽しめる。あと、北海道旅行に行く際に「とりあえず新千歳空港の航空券をとる」のをやめよう。道内には実はたくさんの空港があるので、チケットを買うのは行く場所を決めてからにしたほうがいい。

さて、以上を踏まえて、北海道ではどのエリアでどう楽しむのがよいか、それぞれの地域に合った空港の情報も合わせて紹介していこう。各地の魅力を知ってほしいので、なるべく、あえてザックリと……。愛が強すぎて、情報過多にならないように頑張る。

思わず息を飲む、道東の大自然。心が一瞬で浄化される

まずは私が大好きな、道東エリアを紹介したい。「北海道の右のほう」が道東だ。十勝、釧路、網走、知床、根室などが当てはまる。湖に山に海に、とにかく壮大な自然と触れ合うことができる。

写真は9月下旬の知床五湖。知床の山脈や夕暮れどきの大空が澄んだ水面にも反射して、視界いっぱいに広がっている。

ご飯も美味しい。素材が良いからだろうか。有名じゃないお店でも、ほぼ確実に美味しい。十勝はスイーツでも有名(六花亭とか花畑牧場とか)。農業体験をして、自分で収穫した野菜を食べることなんかもできる。

十勝の農業体験

道東では、なぜだろうか。優しい人にたくさん出会える。みんな、まぁるい顔をしている。

「自然に触れたい人」「心が疲れている人」は特に、絶対に一度は道東へ行ってほしい。でも車がないと移動が辛すぎるので、免許を取得してから行こう。空港は十勝、釧路、中標津、女満別などがある。行きと帰りで別の空港をセレクトしたほうが無駄な移動を減らすことができるので、チケットは往復で買わないほうがいい。

道北は「何もない」がある。ないものに、なぜこんなに感動するのか

私が最もカルチャーショックを受けたのが、道北エリア。日本の最北端である稚内周辺。フェリーで利尻島や礼文島などにも行ける。

道北には、本当に何もない。人もあまりいない。とにかく何もない。360度見渡しても何もないのだ。こんなに何もないところがあるなんて……。でも、そんな何も無さがものすごく気持ち良い。

道北の道

こんな景色がずっと続く。もう少し左手には海が見える。

それから、野生のシカが”ノラ猫”みたいな頻度で歩いてる。当たり前みたいに、道のそのへんにいる。人より多いかもしれない。アザラシに会えることもある。

道北の鹿さん

こっち見んな(目が合っても逃げないんだね)

道北旅行は「ひとりが好きな人、ひとりになりたい人」には特にオススメ。「観光した~い!」「美味しいもの食べたーい!」という人にはちょっと向かないかもしれない(飲食店とかは少ない)。空港は稚内空港を使うといいだろう。利尻空港もあるが、札幌からのみの運行。礼文空港は休港中(平成21年4月9日から令和3年3月31日まで)。

道南といえば、函館散策! …北上すれば更なる味わい深さも

函館はデートにもおすすめのスポットだ。洋風な建物や教会が多く、歩いているだけで素敵な気分になれる。夜景も綺麗。ラッキーピエロが食べられる。このためだけに行きたくなるときがある。函館オンリーのハンバーガーチェーン店。

道南・函館のラッキーピエロ

「友達や恋人同士で楽しく旅行する」なら、函館と大沼公園あたりが良いと思う。車は無くても大丈夫。函館までのアクセスは、飛行機でも新幹線でもOK。ゴールデンウィークの時期なんかはちょうと桜が満開なので花見にもオススメ。

一人旅で時間があるなら、そこからさらに北上して欲しい。まず、室蘭。昔は盛り上がっていたんだな~というのが伺える、少しもの寂しい雰囲気が良い。カレーラーメンが美味しい。これも、工場で働く人が多かった名残だそう。夜になったら、船に乗って工場夜景を見学できるツアーがあるからぜひ行こう。

道南・室蘭の工場夜景ツアー

次に、登別。日本の名湯として知られる登別温泉で一泊しよう。北海道旅行中にテレビをつけるとほぼ必ずCMを見ることになる「登別クマ牧場」もある。すっごい楽しいからぜひ行ってほしい。入場したらクマより先にアヒルレースも見られる。

道南・登別のクマ牧場

登別のあたりまで来たら、函館まで引き返すより、そのままさらに北上して新千歳空港から帰るほうが効率的だ。

やっぱり楽しい札幌周辺! せっかく行くなら夜更かししたい

あえて最後になったが、「札幌に行くよ~!」という人。あまり時間がない場合は、札幌でラーメン、ジンギスカン、海鮮居酒屋などのグルメ巡りをしつつ、大通り公園をのんびり散歩するだけでも十分に楽しめると私は思う。北海道大学とかも、広すぎて再奥地までたどり着く前に疲れ果ててしまうレベルなので行ってみてはいかがだろう。ポプラ並木は意外と小さい。

夜になったらすすきののバーに行くのも良し。夜パフェ専門店も深夜3時ごろまでやってるところもある。北海道で唯一、夜中まで楽しめる街だ。

札幌・けやきの味噌ラーメン

けやきの味噌ラーメンが一番好き。

北海道で美味しいものは、結局すべて札幌に集まっている。だから「北海道で美味しいものを食べたい」という人は札幌がおすすめということになる。

滞在日数に余裕がある旅行なら、小樽、支笏湖、定山渓温泉らへんに行くのもいいだろう。小樽はガラス細工のお店を見るだけで心が和らぐ。あと、ウニは小樽で食べるのが一番美味しいと思ってる。札幌は都会なので、定山渓まで行って雪見温泉なんかを楽しむと、より旅気分を味わえるだろう。

定山渓温泉の雪見温泉

北海道に行くなら…

ああ、北海道に行きたい。全部行きたい。でも、広すぎるから。全部は無理だ。頑張って色々まわろうとすると、運転するだけで1日が終わってしまう。それではもったいない。

だからぜひ、自分の気分に合うエリアに限定したうえで、北海道を存分に楽しんできてほしい。

たぶん札幌や函館のほうが「遊べる」のだけど、私個人としては、道東や道北に一度は足を運んでみてほしいと思う。”スッ”と心が晴れる瞬間を、こんなにもハッキリと感じられる場所を私は他に知らない。